DragonFly BSDでjailを構築してみます。前回のDragonFly BSDでjail環境を作る その1からの続きです。
ここではjailホストの設定を行います。
jailの設定
jailを有効にするために、ホスト側に必要な設定を行います。 まずは、/etc/rc.confを編集しましょう。
次の内容を/etc/rc.confに追加します。
jail_enable="YES"
jail_list="happy"
jail_interface="em0"
jail_devfs_enable="YES"
jail_procfs_enable="YES"
これの意味は次のとおりです。
jail_enable | YESであればjailが有効になります。 |
---|---|
jail_list | 自動起動させるjailの名前(後述)を列挙します。スペースで区切ります。 |
jail_interface | jailが使用するネットワークインターフェイス名を指定します。 |
jail_devfs_enable | jailが/devを使用できるようにします。 |
jail_procfs_enable | jailが/procを使用できるようにします。 |
では、前後しますがhappyという名前のjailを定義しましょう。/etc/rc.confに以下のような内容を追加します。
jail_happy_rootdir="/usr/jail/happy" # jail's root directory
jail_happy_hostname="happy.smile" # jail's hostname
jail_happy_ip="192.168.1.232" # jail's IP address
これの意味は次のとおりです。
jail_happy_rootdir | jailのルートディレクトリ。 |
---|---|
jail_happy_hostname | jailが使用するホスト名を指定します。 |
jail_happy_ip | jailが使用するIPアドレスを指定します。 |
jailのルートディレクトリについては、jailツリーを構築した前回を参照してください。
ホストの設定が完了したらjail側の設定を行います。