Mezzanineはじめました

かなり放置していたサイトですが、CMSの調査を兼ねてリニューアルしました。

以前はBlogofileを使っていました。Blogofileは記事をコンパイルしてstaticなファイルに変換します。 これをNginxで公開するようにしていました。しかし、WYSIWYGではなく、記事更新が手間で使いづらい感じでした。 ですので、CMSの調査のついでにいい環境がないか調べてみました。

候補として、PlonePyLucidMezzanineが挙がりました。 どれもそれなりに実績がある様です。

まず、Ploneについて。インターフェイスはよくできていて、ユーザーが少ない時間で操作を覚えることができそうでした。 一方で、管理者に要求される知識量がかなり多い感じがしました。 ちょっとしたカスタマイズを行うだけでも、ZMI上を右往左往し、ドキュメントを検索するような事態になってしまいました。 環境構築からカスタマイズを含む、サイト立ち上げまでの手順書の作成を考えると、Ploneは気軽に始めるものではないようです。 このサイトのように「気が向いたらいじる」なんてことをすると、その度にドキュメントを調べなおすことになるのでしょう。

つぎに、PyLucid。軽くていい感じです。Ploneに比べるまでもなく全体の見通しがいいです。しかしバグ(?)に遭遇してしまいました。 Pythonのバージョン、OSの構成や使用ブラウザをいくつも変えてみたのですが、ページテンプレートの編集ページが正常に表示されませんでした。 PyLucidはページテンプレートなどをjsonでインポート、エクスポートできます。 これを利用しつつ試用を続けてみましたが、ブログ記事のURLの制限がきついのと、 記事の公開日時を変更する場合にはDBを直接たたく必要があるため、すでにあるサイトのブログ記事をそのまま引き継ぐのは手間がかかりそうです。 このため、選択肢から外しました。

残りはMezzanineです。これがだめならもう一度"python CMS"でググるか、phpサーバを立ててWordPressの導入を検討するつもりでした。 前の二つが芳しくなかったのであまり期待せずに評価を進めると、とりあえず求めていた性能を満たしていることが分かりました。 全体の見通しもよく、バグも見当たらず、以前の記事の移行も手作業でしたが、問題ありませんでした。

というわけで、消去法のようになってしまいましたが、しばらくMezzanine使ってみようと思っています。