DragonFly BSDがメジャーバージョンアップしたのでインストールしてみました。 前回はここ。
ここでは、一般ユーザの追加と、ネットワークインターフェイスの設定を行います。
一般ユーザーの追加
下のような、設定メニュー画面が表示されていると思います。 rootユーザーだけでもDragonFly BSDを使用できますが、セキュリティーや利便性のために、一般ユーザーを作成します。 たとえ、そのコンピューターを一人しか使用しない場合でもそうします。
では、ここから< Add a user >を選択しましょう。
すると、Add User画面が表示されます。 各入力項目は次の通り。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
Username | ユーザー名 | |
Real Name | ユーザーの実名 | |
Password | パスワード | |
Password (Again) | パスワード確認 | パスワードの項目とおなじ内容を入力します。 |
Shell | ユーザーが使用するシェル | |
Home Directory | ホームディレクトリ | 空欄の場合は`/home/[ユーザー名]/`になります。 |
User ID | ユーザーのID番号 | 特に理由がなければ空欄にします。 |
Login Group | ユーザーのグループ | wheelグループにすると、suでrootになれます。 |
Other Group Memberships | ユーザーの他のグループ | 特に理由がなければ空欄にします。 |
デフォルトで使用できるシェルは以下のものになっていました。
/bin/sh
/bin/csh
/bin/tcsh
/usr/pkg/bin/zsh
/usr/pkg/bin/screen
必要な項目が入力できたら< Accept and Add >を選択しましょう。
ユーザーが追加できたことの確認画面が表示されます。< OK >で最初の画面に戻ります。
ネットワークインターフェイスの設定
次に、ネットワークインターフェイスの設定を行います。
メニューから。< Configure network interfaces >を選択しましょう。 現在把握しているネットワークインターフェイスの一覧が表示されます。
VirtualBoxの設定でIntel 82540EMを使用するようにしましたが、 このチップはDragonflyBSDからem0として見えます。ですので、メニューから< em0 >を選択しましょう。
この画面では、DHCPを使用するかマニュアル設定するか選択できます。 デスクトップ的に使用するならDHCPがいいでしょう。その場合は、< Use DHCP >を選択してください。 今回はサーバー的に使用したいので、< Configure Manually >を選択しました。 すると、次の画面が表示されるます。
各項目に値を設定します。
項目 | 内容 |
---|---|
IP Address | IPアドレス |
Netmask | ネットマスク |
Default Router | デフォルトルーター |
Primary DNS Server | DNSサーバのアドレス |
Hostname | ホスト名 |
Domain | ドメイン名 |
設定できたら< Configure Interface >を選択しましょう。
確認画面が表示されます。< OK >を選択すると最初の画面に戻ります。
再起動
これで、インストールが完了しました。 あとは再起動させるだけです。 メニューから< Return to Welcome Menu >を選択してください。
すると、一つ上のメニューに戻ります。
ここから、< Reboot this Computer >を選択します。
再起動の確認画面が表示されますので、< Reboot >を選択しましょう。 そのまますこしお待ちください。そのうち、下のような画面になります。
この様な表示になったら、
The operationg system has halted.
Please press any key to reboot.
と表示されれていることを確認してください。 確認できたらVirtualBoxを操作して、インストールに使用した仮想CDをイジェクトします。
次に、Enterキーでも叩いてください。再起動されます。 問題がなければDragonFly BSDが起動するはずです。
[おわり]