DragonFly BSDのインストール その5

DragonFly BSDがメジャーバージョンアップしたのでインストールしてみました。 前回はここ

ここでは、一般ユーザの追加と、ネットワークインターフェイスの設定を行います。

一般ユーザーの追加

下のような、設定メニュー画面が表示されていると思います。 rootユーザーだけでもDragonFly BSDを使用できますが、セキュリティーや利便性のために、一般ユーザーを作成します。 たとえ、そのコンピューターを一人しか使用しない場合でもそうします。

Configure an Installed System

では、ここから< Add a user >を選択しましょう。

すると、Add User画面が表示されます。 各入力項目は次の通り。

項目内容備考
Username ユーザー名
Real Name ユーザーの実名
Password パスワード
Password (Again) パスワード確認 パスワードの項目とおなじ内容を入力します。
Shell ユーザーが使用するシェル
Home Directory ホームディレクトリ 空欄の場合は`/home/[ユーザー名]/`になります。
User ID ユーザーのID番号 特に理由がなければ空欄にします。
Login Group ユーザーのグループ wheelグループにすると、suでrootになれます。
Other Group Memberships ユーザーの他のグループ 特に理由がなければ空欄にします。

デフォルトで使用できるシェルは以下のものになっていました。

/bin/sh
/bin/csh
/bin/tcsh
/usr/pkg/bin/zsh
/usr/pkg/bin/screen

Add User

必要な項目が入力できたら< Accept and Add >を選択しましょう。

Information

ユーザーが追加できたことの確認画面が表示されます。< OK >で最初の画面に戻ります。

ネットワークインターフェイスの設定

次に、ネットワークインターフェイスの設定を行います。

Configure an Installed System

メニューから。< Configure network interfaces >を選択しましょう。 現在把握しているネットワークインターフェイスの一覧が表示されます。

Assign IP Address

VirtualBoxの設定でIntel 82540EMを使用するようにしましたが、 このチップはDragonflyBSDからem0として見えます。ですので、メニューから< em0 >を選択しましょう。

Use DHCP

この画面では、DHCPを使用するかマニュアル設定するか選択できます。 デスクトップ的に使用するならDHCPがいいでしょう。その場合は、< Use DHCP >を選択してください。 今回はサーバー的に使用したいので、< Configure Manually >を選択しました。 すると、次の画面が表示されるます。

Assign IP Address

各項目に値を設定します。

項目内容
IP Address IPアドレス
Netmask ネットマスク
Default Router デフォルトルーター
Primary DNS Server DNSサーバのアドレス
Hostname ホスト名
Domain ドメイン名

設定できたら< Configure Interface >を選択しましょう。

Information

確認画面が表示されます。< OK >を選択すると最初の画面に戻ります。

再起動

これで、インストールが完了しました。 あとは再起動させるだけです。 メニューから< Return to Welcome Menu >を選択してください。

Configure an Installed System

すると、一つ上のメニューに戻ります。

Welcome to DragonFly BSD

ここから、< Reboot this Computer >を選択します。

Reboot

再起動の確認画面が表示されますので、< Reboot >を選択しましょう。 そのまますこしお待ちください。そのうち、下のような画面になります。

Please press any key to reboot.

この様な表示になったら、

The operationg system has halted.
Please press any key to reboot.

と表示されれていることを確認してください。 確認できたらVirtualBoxを操作して、インストールに使用した仮想CDをイジェクトします。

次に、Enterキーでも叩いてください。再起動されます。 問題がなければDragonFly BSDが起動するはずです。

[おわり]